高校野球の記事から

題名が『甲子園にまでグローバリズムの波が。「頭脳的プレー」は「汚いプレー」?(Number Web (「甲子園の風」中村計 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110811-00000002-number-base より)』。この記事から。

内容は、甲子園大会2日目第3試合花巻東と帝京の試合、7:8で1点ビハインドの最終回の花巻東の攻撃。1死1塁からランナー盗塁の場面。盗塁成功だったが、打者が捕手の送球を邪魔して走塁妨害を取られ、ランナーを1塁に戻し、打者アウト。打者はバントの構えで見送ったときににホームベースの前に立ちふさがったらしいです。
昔、盗塁するときにランナーの進塁を助けるために、少しいやらしくキャッチャーの送球を邪魔することを監督に教えてもらったし、今でもその名残が残ってて、さりげなく邪魔するし、それはまあ今の野球の範囲なら認められている感じかな、個人的には。。。 それが、走塁妨害を取られるように厳しいジャッジがあったらしいです。

記事によると、アマチュア球界でジャッジが厳しくなったのは、2008年の北京五輪がきっかけらしいです。以下、その解説文。

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■北京五輪で「島国の野球は嘘をつくのか」と言われた日本人審判。

 アマチュア審判を経て、プロ審判になった人の話だ。
「オリンピックのとき、向こうの審判に『島国の野球は嘘をつくのか』ってずいぶん叩かれた。ファウルチップで、ワンバンしてるのに、ダイレクトで捕ったってアピールする。デッドボールでも、当たってないのに当たったって言う。日本の審判は大変だな、って。
 日本人はふた言目には『ルールブックに禁止とは書いてない』って言うけど、ルールブックはプレーヤーのフェアプレー精神を信頼して、必要最低限のことしか書いてないわけです。だから、基本的には、こんなことをしたらおもしろくないよね、っていうことはやってはいけない。
 ボークがなぜいけないかというと、走者の盗塁するチャンスを奪ってしまうからです。そんなことしたら、つまらないでしょ、と。世界では、盗塁するとき、必ず打者は捕手の邪魔にならないよう避ける。空振りして、よろけちゃうこともあるんだけど、それでもすぐにかがむとか、邪魔にならないよう工夫しています。メジャーの選手でもそうですよ。
 捕手と走者の1対1の勝負を、第三者が邪魔をしてはいけない。それが野球におけるフェアプレーの精神なんです。今のままだと、日本人は国際大会に行くたびに恥をかくことになる。だから少しずつジャッジも国際基準になっていかざるをえない。
 去年、甲子園で一、三塁から、一塁走者がわざと挟まれて、その間に三塁走者がホームをつくというプレーがあった。あれも高校野球では当たり前のトリックプレーですよね。でも、あれも国際大会にいったら汚いプレーになる。そのあたりは、向こうの審判は絶対に譲りませんからね」

■「頭脳的なプレー」が「汚いプレー」とされる時代。

 他にも、キャッチャーが捕球時、ミットを微妙に動かしたり、走者やコーチャーが両手を広げてセーフとアピールしたり、まだジャッジを受けていないのに勝手に四球と判断し一塁に歩きかけたりする行為は、いずれも、国際的には審判に対する侮辱行為と見なされ、制裁を受けることになる。
 その判定をされたが最後、ストライクはボールと判定され、完全なセーフでもアウトにされるということになる。そうしたプレーは日本の野球では、これまで「頭脳的なプレー」と称賛されることはあっても、「汚いプレー」と批判されることはなかった。
 だが、これからは高校野球の世界も“国際基準のフェアプレー”を身につけなければ戦えない。そうしないと、花巻東がそうであったように、妨害を意図したわけでもないのに、せっかくの好ゲームを潰しかねない。

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う〜ん、頭脳的なプレーと思ってたり、何となくチームを助けてたプレーが国際的には侮辱行為なんてね。相手チームさんがやると、まあいやらしいな。。。と思うけど、自分でやってしまうこともあるしね。記事中の文章で言うと、キャッチャーが捕球時にミットを動かす・・・なんてのは結構やるね。
ただ、前にも書いたことあると思うけど、審判してたときに、キャッチャーがミットを動かすと、ボールと判断して良い! と先輩審判の方にアドバイスもらったことがあるなぁ。だから、ボールと言ってもいい! と。キャッチャーが外れてると思うからミットを動かすんでしょうからね、納得。まあこれもキャッチャーが審判に対してだましてるんですよね。日本で言うとテクニック、日本以外では侮辱行為にあたるのかな。。。 ただ軟式野球のレベルですが、、本当に上手いあキャッチャーはミットを動かさないんですよね、ほんとに。そして上手いキャッチャーは審判に見やすいように受けるんですよね。多分、あれもテクニック。
今までみたいに、反則ギリギリでなく、きれいに野球することが世界的にも求められてるんでしょうか。大阪の小さなところで軟式野球をやってるoitaにはあまり関係のないことかもしれませんが。。。 まあ、でもきれいな野球はやりたいですね。ちょっと心がけてこれからも野球をやることにします。

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